初めて室内犬をお迎えすることになりました

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私は小学校の頃に屋外ですが犬を飼っていました。

20代半ば頃に亡くなってしまってから、その後は触れ合うことがないままでした。

家を建てることになりました

Image by Harry Strauss from Pixabay

結婚後は、2DKのアパートに約2年住んでいました。徒歩圏内に駅があり、ドラックストア、スーパー、コンビニ、病院と全てが揃っていて、実家の周りには何もないエリアに住んでいた私にとっては神のような立地でした。

『ずっとここに住んでいたい!』『家を建てるならこのエリアが良い!』と心から望んでいて、実際に分譲住宅が近くにできた時はわくわくした気持ちで見学させてもらました。ただ、便利ということは、それなりお値段もするわけで。完全に予算外で即断念。

そんな中、旦那の実家付近で家を建てれることになりました。それはそれは自然が豊かなところで、私の実家同様、周りには何もないエリアです。あぁ、また逆戻りだ…と、家を建てれる喜びと、立地を残念に思う気持ちで揺れ動いていました。

まさかの人が運命的な出会いを果たす

私は昔から動物が大好き。特に犬が大好きです。対照的に旦那は小さいころから動物が苦手で、金魚さえ飼った記憶がない人。ペットショップに行っても触れようともしないし、動物園に行っても遠くから見るだけ。小さな子供が、羊やヤギに餌やりをしたり、モルモットなどの小動物と触れ合っている姿を見ると『小さいのにすごいね~。怖くないのかな?と感心するレベルです。

私の犬が見たいという願望で、ショッピングセンターのペットショップをよく見ていた時期がありました。運が良いと抱かせてもらえることもあり、はぁ…可愛い…と癒されていました。そんなことを続けているうちに、旦那の動物に対する気持ちが少しずつ変わってきたのかもしれません。

ある日、いつものようにペットショップに行くと、とても可愛らしいチワワの男の子がいました。あまりにも熱心に見ていたから、店員さんが気付いてくれて、抱かせてもらえることになりました。『旦那さんも抱いてみますか?』と声をかけてもらい、奇跡が。あんなに動物が苦手な旦那が『え、、はい、、』と抱いてみたいと言ったのです。

『どうやって抱くの?』『うわぁ~小さい!』と終始ぎこちない感じでしたが、抱けた喜びを感じることができた旦那。休みの度にそのペットショップに行くようになりました。いつものようにお店に行くと、チワワの彼が居ません。『え?!居ない!』と大ショックな旦那。店員さんに『もう家族が決まっちゃったんですか?』と聞くと、『風邪気味なので、中で休んでるんですよ。』との答えで、ほっと一安心。

『だいぶ元気になってきたので会っていかれますか?』と言われ、『はい!』と即答。理解はしていたものの、居なくなってしまうかもしれない、という気持ちがグッと強くなった瞬間でした。

改めて抱かせてもらうと、旦那の中である気持ちが芽生えます。『この子に会えなくなるのは嫌だ。』店員さんのプッシュもあり、なんとそのまま家族として迎えるお願いをしたのです。旦那にこの時の気持ちを聞くと『俺の一目惚れ』だそうです。

急ピッチでお迎えする準備を整える

お迎えすること自体に反対は全くなかったですが、室内で犬を飼ったことがないので、そこからは急ピッチで準備を進めました。初めて動物を飼う旦那に対して、大変であること、命を持つ者であることもしっかりと説明しました。

  • ペットサークル
  • クレート
  • ごはんと水の器
  • トイレシート
  • トイレトレー
  • リード、ハーネス

毎日我が家に宅急便が届き、お迎えする準備が少しずつ整ってきました。チワワの彼も、お店のバックヤードで過ごし、風邪(ケンネルコフ)から回復することに専念していました。

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災害対策で、クレートに小さいうちから慣れさせておくのが良いと聞き、サークル内にクレートを置き、そこにペットベッド等を入れて安心できる空間を作り、落ち着いて寝ることができるお家を作りました。

お家に慣れたら、リビングフリーにするつもりでしたが、小さなうちは何があるか分からないし、休む時間も必要だと感じてペットサークルも設置することにしました。

念願の我が家にお迎え

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お迎えすることに決まってから数日後に、お互いドキドキで我が家に帰宅。きょろきょろと不思議そうではありましたが、怯えることなく、いろんな場所をクンクンして探索していました。

最初は不慣れだったクレート生活も、心地よい場所と分かれば、スヤスヤと眠ってくれるように。お出かけ時以外は、扉は外しておき、出入りがしやすいようにしています。

犬を迎え入れてから変わったこと

生活は愛犬を中心に考えるようになりました。買い物に出掛ければ、愛犬グッズを見て回るようになったし、夫婦二人だった生活に新しい命が加わり、ただいま、と言える存在が増えて家庭内が明るくなりました。

そして何よりの変化は子供を授かったことです。どんな治療をしてもかすりもしなかった不妊治療ですが、愛犬をお迎えした後の治療で授かることができました。何か不思議な力が働いたのかな、と夫婦間で話しています。

ペットと言うより家族

トイレトレーニングやしつけの面で、大変だと感じることももちろんあります。人間の都合だけで生活することも出来ません。泊りの旅行は、お迎えしてからは一度もありません。お昼近くまで寝ることもないです。(元々ありませんが)

体調を崩せば、なんとか時間を工面して動物病院へ連れて行くし、たくさん楽しいことを知ってほしくて、大きな公園へ車を走らせ出かけることもあります。言葉を話せないので、何とかして彼の思いを理解したいと思うし、喜んでほしくておもちゃもどんどん増えます。人間より短い一生で、いつかお別れが来てしまうことも分かってはいますが、ギネスに載るくらい長生きして欲しいと心から思います。

ペットと大きなくくりでは呼ばれてしましますが、本当に家族の一員です。朝起きればおはようだし、寝るときはおやすみ、と言って寝ます。小さいうちは確かに可愛いですが、大きくなるとその可愛さは形を変えます。予防接種やごはん、夏場はエアコン付けたままだし、正直お金もかかります。ただ、それでも私たち夫婦は彼の事を心から大切だと思うし、子供も彼の事が大好きです。(彼は迷惑そうですが)

ペットブームで一時的な気持ちで安易にお迎えすることを決めるべきではないし、命を売り買いして利益を得るペットショップ自体も問題視されていますよね。保護犬を迎える選択をして、悲しい思いをする動物たちを少しでも減らしていくことも、現代では大切なことです。我が家も、機会があれば是非、保護犬活動に力を添えれたらと思っています。

家族をお迎えすることを検討している方は、覚悟と愛情をたっぷりで決断していただけたらと思います。


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